日本でよく食べられている焼き餃子では、底面はカリッと、側面はつるり、もちもち、とおいしい食感が一度に楽しめますね。
あの小麦粉で作られた皮で包んであるからこそ餃子である、と言うのもわかりますが、たまには変わった皮で餃子を楽しんでみてはいかがでしょうか。
例えば卵。
皮の代わりに薄焼き卵で具を包んだもので、中国では冷凍食品として売られています。
鍋の具などに使われるようです。
他に、小麦粉の皮の代わりに野菜で具を包んでしまう方法もあります。
特にナスがおすすめです。
ナスを縦に薄く切って塩水に15分ほど浸けておくとしんなりしてきますので、水気をよく絞ってから餃子の具をのせて二つ折りにする感じで包みます。
フライパンで焼いている間に具から出た油をナスが吸って大変おいしくなります。
野菜の他には、中国では豆腐に切り込みを入れて餃子の具を挟んで蒸す料理もあるそうです。
また魚のすり身で餃子を包んで揚げた料理もあります。
あまりアレンジを加えてしまうともはや餃子とは呼べないまったく別の料理になってしまいそうですが、家庭でいつもの餃子にちょっとアレンジを加えてみたくなったら、こんな風に皮をいろいろな素材に変えてみるのもおもしろいかもしれません。
お店ではなかなか出会えない意外な組み合わせを発見できるのも、手作りの楽しさです。